不幸を招く8つの心使いの一つ、『羨む心』。
先ず言葉の意味について調べてみましょう。
うら‐や・む【羨む】
① 他の人が恵まれていたり、自分よりもすぐれていたりするのを見て、自分もそうありたいと思う。
② 他人のすぐれた才能や恵まれた状態を不満に思う。
一言で表わせば『無いもの強請り(ねだり)』の心。
働きもせず、努力もせず分不相応に欲しがり、他人を羨ましく思う心。
優れた才能や恵まれた人を見て、羨ましく思う心に『喜びの心』が無いのは明白です。
劣っている自分を卑下し、恵まれていない自分を嫌悪し、どんどん陰気な思考で心が固められてしまいます。
それどころか、優れた才能や恵まれた人を逆恨みすれば『恨む心』に飛び火してしまい、益々『喜べない運命』を運び続けることになります。
もしアナタが今、『優れた才能・恵まれた状況』を羨んでいるとしたら、それは一体なんの為に見せられているのでしょうか?
他の人なら羨まないのに、何故、アナタは羨ましく思うのでしょうか?
何故、心に掛かるのでしょう?
それは心通りに守護いただいた『縁(えん)』だからです。
アナタが欲しい才能、恵まれたい状況を叶えるために、『縁(えん)』が『お手本』として与えられたのです。
つまりアナタの望みをレベルアップさせるために、『お手本』に学び、望みに近づくチャンスを与えられたと言うわけです。
それなのに、優れた才能に自分を卑下し、恵まれていない自分を嫌悪するなら、自分をレベルダウンしているも同然。
少し努力しただけで自分に見切りをつけ、自分には才能がない、自分には無理だ・・・と諦めて、せっかくレベルアップするための『お手本』が却って自分をどん底に突き落とすのです。
そこで覚えておきたいのは・・・
- 優れた才能とは『優れた感覚』から生まれるのです。
- 恵まれた状況とは『恵みを喜ぶ』から生まれるのです。
ということ。
そして、自分がすべき心使いは・・・
- 自分の分以上を求めない。
- 今、出来ていること、今、与えられている恵みを喜ぶ。
これが自分をレベルアップし、望みに近づくために必要な一番の心使い。
自分が出来ていることを見渡してみれば不思議なことばかりです。
小さい頃には不可能だった複雑で繊細な動きが、いつの間にか可能になっている。
自分も気付かないうちに間違いなくレベルが向上している。
自分の成長、人間の進化とは、自分自身の力・人間の持つ力によるものでしょうか?
もちろん違いますよね。
もちろん違います。
全て『心通りの理』の結果。
誰よりも『お手本』に学び、コツコツと『喜びの種』を蒔き続けた結果、人類最高レベルに到達したのです。
与えられた『お手本』を有効利用しましょう。
優れた才能も恵まれた状況も、全ては『人を喜ばせるため』に与えられたもの。
自分が、自分が・・・と利己的にならない。
常に『人を喜ばせる大きな目標』を忘れない。
そして、コツコツと『喜びの種』を蒔き続ければ、
いつの間にか自分自身が『羨望の的』にレベルアップしていることでしょう。
不幸を招く8つの心使いシリーズ
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