人間は何のために生まれ・・・
何をして生きるのか?
これは『アンパンマン』のテーマソング、冒頭の歌詞としても有名な台詞ですが、人類が古代から挑んで来た永遠のテーマでもあります。
人間は何のために生まれ、何をして生きるのか?
この人類永遠のテーマに終止符を打つのが『神の思想』なのです。
『神の思想』
つまり神の考えです。
神が人間を創造しのですから、創造主が答えられない訳がありません。
ましてや創造主以外に答えられる存在はいません。
神は何のために人間を創造したの?
それは『人間の喜びを見て共に楽しむため』です。
それじゃ、人間は何をして生きるの?
それは『喜ぶため』です。
それだけ?随分シンプルな回答ね。
ちょっと何言っているか解らない。
そもそも神様って何なの?
それでは神様について説明しましょう。
神とはなにか?
神とは人間の生みの親。
それゆえに『親神』と呼ばれます。
ちょっと話の腰を折るけど、人間の親が神様なら、神様の親は誰なの?
いい質問です。
神様の親はいません。
え?ますます何言っているか解らない。
それじゃ、神様ってどんな姿形をしていると思います?
うーん、白い髭をたくわえて、白い服に身をまとい、杖を持って雲の上に乗っている・・・
それじゃ、人間と変わらない姿ですね?
だって人間の親でしょ?
人間の親と言っても『魂の親』なのです。
神様は無形で姿形がありません。
有形は何世代も親を遡れますが、無形はこれ以上遡れない元、全てが始まった大元なのです。
それゆえに『元の神』とも呼ばれています。
これ以上遡れない?そんな馬鹿な?!・・・と言いたいところだけど、確かに神様の親、またその親って考えたら切りが無いわね。
宇宙の果ても同じだよ。宇宙の果てには壁があるの?もし壁があるとしたら壁の向こうは?宇宙の果てのまた果てのまた果ての・・・・
わたしたちって不思議な世界に存在しているのね?
無形は不思議です。思議できない・・・要するに考えるだけ無駄!なのです。
ただし神の能力は考えることができます。
神は全知全能です。
人間の知らないことを全て知り、人間にできないことを全てできる全知全能の存在です。
神に不可能なことはありません。
超巨大な宇宙も、超微細な人間も自由自在に創造することができるのです。
そんな全知全能の凄い神様が、なぜ人間の喜びを見て共に楽しむ必要があったの?
神には全知全能ゆえの退屈がありました。
神は全知全能ゆえ、何の心配も苦労も一切無い代わりに何の楽しみもありません。
えー?全知全能なのに楽しみが無いって、どういうこと?
全知全能ゆえの退屈
普通は、神のように何でも自由にできたら、どんなに楽しいだろう?
と、思わずにはいられません。
しかし実際に何でも創造できてしまったら、自分自身にとっての楽しみは消滅してしまうのです。
そんな馬鹿な?
それでは、少し考えてみてください。
例えば何でも願いを叶えてあげると言われたら、何を願いますか?
豪華客船で世界一周旅行
豪邸に住んで高級車を乗り回したい
満漢全席(まんかんぜんせき)が食べたい
ノーベル賞と金メダルを受賞したい・・・って、今の誰?
みなさん、素敵な願いですね?
でも、もし、みなさんの願いが瞬きするように簡単に叶うとしたら?
つまり神のように何でもできる能力があるとしたら?
間違いなく自分に対する欲求は消滅し、神と同じく退屈な毎日を過ごすのです。
オーマイガ!
だから誰?セリフ違うし!
人間は有形の存在です。
有形は限界があり、物質・時間・空間に縛られた不自由な存在。
人間は限界があり不自由だからこそ様々な欲求に溢れています。
だからこそ、自由を渇望し、自由の喜びを感じることが出来るのです。
そこで神は閃いたのです!
神にも不自由があれば自由の喜びを感じることできるはず・・・
全知全能のアイデア
何の楽しみもなかった神に素晴らしいアイデアが閃いたのです。
それが人間の創造です。
人間を創造した時、はじめて神に不自由が発生したのです。
完全に自由の心を持つ他者である『人間』。
神にも自由にならない人間だからこそ、人間の喜びに価値があるのです。
神の守護で、思い通りにならない人間が、神の思い通りに喜んだ時、はじめて全知全能の力を実感し、神は喜ぶことができるのです。
全知全能ゆえ、何の心配や苦労は無い代わりに、欲求や喜びも無かった全知全能の神。
他者である人間が誕生することによって、他者の喜びを我が喜びとする心が発生したのです。
人間の身を案じ、人間を守護し、人間の喜ぶ姿を楽しむという明確な意志を持った神。
「人間の喜びを見て共に楽しむ」という素晴らしいアイデア。
それは全知全能が導き出した至高の喜びだったのです。
「人間の喜びを見て共に楽しむ」という素晴らしいアイデアは、そのまま『神の思想』となって人間創造に邁進され、そして人間の親神となられたのです。
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