2019/12/13 曇りときどき晴れ
このところ年末で仕事が立て込んでいたので、睡眠時間を削って仕事に没頭していた。
在宅で仕事をしているので時間に縛られず仕事に打ち込めるが、時に真面目な性格(単なる貧乏性)が災いして歯止めを掛けるタイミングを失ってしまう。
昨晩も気が付いたら朝方3時過ぎていたので慌てて布団に入り速攻で眠りについた。
(神様、借りものを有り難うございます。本日はこれで借りものをお返しさせていただきます。)
6時に起床し、洗濯、掃除、皿洗い等、いつものルーティーンをこなし、子供達を学校へ送り出し、朝のおつとめをして、昨日、否、先ほどの続き・・・さあ、仕事だ!
働くのは好きだから苦ではない。
それでも仕事が重なり納品日に追われ続けると、頭の中が仕事で一杯になり、何をしていても仕事優先の思考に陥ってしまう。
洗濯、掃除、皿洗いをしていても、雑用にしか感じられない。
子供達を学校へ送り出す時も、元気な子供達の姿に心癒やされる余裕もない。
朝のおつとめをしていても、つい仕事のことが頭に浮かぶ。
昼過ぎに一つ大きな仕事を終えたのでホッと息を抜いたその時、急に寒気で体がガタガタと震えだした。
コタツで横になって体を温めるも震えは止まらない。
立ち上がると気持ちが悪くなり吐き気を催した。
暫くして子供達が帰宅し、長女が『悪しき払い』を唱えながら背中をさすってくれたお陰で幾分症状が和らぎ、そのまま板の間で眠りに着いたしまった。
夜、『大丈夫?』と妻に起こされたが頭が朦朧とし、トイレで用を足すも立ち上がると頭痛と吐き気でうずくまるしかない。
それでも眠ることが出来たので、久しぶりにゆっくり休ませて頂いた。
『パパ、大丈夫?学校に行ってくるね』
子供の声で目が覚める。
少し頭痛が残り、体がフラフラするが、立ち上がり歩くことができる!
見ると洗濯、皿洗いなど全て妻と子供達が済ませてくれた。
妻は朝早くから仕事に出掛けるので申し訳ないと思ったが、体が動かない間は、仕事や家事のことも一切忘れ、ゆっくりと休めたので心も頭も澄み切っていた。
後はいつも通りに仕事を始められ、今日も一日沢山働かせて頂いた。
体の障り(一般的に病気)は、人の都合などお構いなしに突然やってくる。
体は『借りもの』、神様のもの。
借りているのは人間だが、『神様の都合』が第一に優先される。
『神様の都合』とは『人間の喜びを観て共に楽しむ』こと。
つまり『人間の喜び』こそ第一に優先される案件。
このところ、確かに仕事に忙殺され、心に余裕がなかったように感じられる。
カタチに捕らわれ理を見失えば、『借りもの』を我が物のように振る舞い、『心通りの守護』を思い通りと錯覚してしまう。
まだまだ魂人間としては半人前。
体の障りは『身上の仕込み』。
神様が『借りもの』を教えてくださる有り難い機会。
神様が自分の都合を優先させ体を押えてくれなければ『借りもの』なんて、なかなか気がつけるものではない。
だって自分の思い通りに動くのだから・・・。
だから『借りもの』を理解するには『心通りの守護』を同時に理解しなければならない。
自分の力で仕事をしようと思っても、立ち上がり歩こうと思っても、『心通りの守護』が無ければ『借りもの』である体はビクとも動かない。(まあ、まだ命があるのでピクリとは動きますが・・・)。
心の埃は自分では気が付きにくい。
『借りもの』『心通りの守護』を忘れて過ごしていれば、少しずつ埃は溜まり、喜びの感受性を覆い隠してしまう。
今回も自分では気がつかない内に心の迷路に迷い込んでしまったようだ。
心のゴールは解っているつもりなのに、なかなかゴールに辿り着けずに、回り道、遠回り、行きつ戻りつを繰り返してしまう。
しかし『身上の仕込み』は効果テキメン。
神様の都合で強制的に休みを取らされる。
強烈な痛みで思考と肉体を停止させ、強引に休ませていただく。
もう体があんな風になったら、仕事だの家事だの言ってられないし考えられない。
生きるか死ぬかの瀬戸際に追い込まれたら、もの事の優先順位が自ずと改められる。
仕事が大事?家事が大事?いやいや命ほど大事なことはないでしょう?
体が動くほど凄いことはないでしょう?
痛みも吐き気もなく健康が一番有り難いことでしょう?
仕事や家事、その他諸々は、命と健康な体に付随する楽しみ。
命を借りているお陰で味わうことが出来る『心を使う楽しみ』なのだ。
『身上の仕込み』で魂の姿に戻していただいた。
魂の姿に戻れたら喜びの感受性がカタチを捉える。
洗濯、風呂掃除、トイレ掃除、玄関掃除、床掃除、皿洗い・・・雑用なんてこの世にはない!
全ての『心通りの守護』で起きている不思議の数々。
だって心を使うだけで体が動き、心がカタチとして実現するのだから!
また今回も家族の優しさにも沢山触れさせて頂き、身上の仕込みが済んでみれば・・・
結果は『喜び倍増!!』
これぞ身上の仕込み。ありがたや、ありがたや。
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