神様が人間に教えたい一番大切なことが「つとめ」
そして「つとめ」の第一節がこちら
あしきをはらうてたすけたまへ てんりわうのみこと
悪しきを払うて救けたまえ 天理王命
一読しただけで意味が理解できる「簡単なお歌」に聞こえなくもないですよね?
でも、この第一節・・・
これは、大変意味が深く、理が重い「つとめの核心」になるお歌なのです。
それでは1つ1つ、言葉の意味を紐解いてみましょう!
悪しきとは?
「悪しき」とは、病気、事故、人間同士の争い、天災地変・・・など、人間が難儀不自由する形。
「人間が難儀不自由する形」
それが悪しきですね。
泥海時代、神様が人間創造の大プロジェクトを開始し、ようやく天保9年の約束の時を迎えました・・・
・・・が!しかし!
人間世界には「悪しき」が蔓延していたのです。
- 病気
- 貧困
- 争い
- 天災地変
「人間の陽気ぐらしを見て共に楽しむ」ことを目的として始めた人間創造。
「悪しき形」は大きな妨げです。
そこで、先ず、
神様が取りかかった仕事は、人間が難儀する「悪しき」を払うこと。
でもいくら全知全能の神とは言え、勝手に「悪しきを払う権限」はありません。
なぜなら、全ての形は「心通りの守護」により与えられる・・・
それが、神自身により定めた人間世界の法則。
つまり「悪しき形」の発生源は・・・
人間自身の「悪しき心」
「悪しき心」とは「八つの埃(をしい、ほしい、にくい、かわい、うらみ、はらだち、よく、こうまん)と教えられますが・・・
ここでは一纏めに「喜べない心」と考えてください。
なぜ、人間は喜べないのでしょう?
なぜ、欲の心を出し、他人の分を奪い、自分さえ良ければ、今さえ良ければ・・・と酷い心で我が身思案に執着するのでしょうか?
それは一重に「神様を知らない」から・・・
神様を知れば、誰もが喜べるのです。
だって、そうでしょう?
神様を知ると、どんなメリットがあると思いますか?
- 自分の存在理由を知る
- 自分の生きる意味を知る
- 陽気ぐらしの方法を知る
- どんな中でも喜べる
- 心通りに喜びの未来を創造できる
本当に神様を知れば、人間は魂一つ「喜びの化身」になります。
人間世界が抱える、どんな難しい問題も解決し、どんな悩み苦しみも「喜び」に変わる・・・
しかし、「神様を知る」・・・
これが難しいのです。
そこで、
神様は先ず、人間が「神様を知る」ために何をしたか?
神様がはじめに取組んだこと・・・
それが・・・
つとめ
なのです。
そして、先ず、はじめに「悪しき払い」を教えたのです。
あしきをはらうてたすけたまへ てんりわうのみこと
「悪しき形」を払うことは人間には出来ません。
なぜなら、形は「かしものかりもの」
人間には髪の毛1本創造することも、指先1つ動かす理はありません。
だからこそ、
悪しき形を払って救けてください神様!
とお願いするのです。
しかし、お願いと言っても「つとめ」は拝み祈祷ではありません。
拝み祈祷とは、神様にお願いしたら後は神様任せ。
他力本願の上に、お願いを聞いてくれる保証もありません。
でも「つとめ」は違います。
なぜなら、「悪しき形」を払うためには、先ほども説明したように、自分自身の「悪しき心」を払う必要があるからです。
いくら神様にお願いしても、自分の心が変わらない限り「悪しき形」が払われることはありません。
意識の変革
そして、ここからが重要なポイントです。
つまり・・・
「つとめ」の主体は人間自身にある・・・ということ。
第一節は21回繰り返し唱えますが、
「神様!救けてください!」と拝み倒すための回数ではありません。
この21回は、人間の意識を変革するための回数なのです。
- 第一の変革:「悪しき形」は神様以外に払う力はない
- 第二の変革:「悪しき心」が「悪しき形」の種
- 第三の変革:「悪しき心」を払えば理が働き「悪しき形」が払われる
この過程を経て、
意識に変革が起こると、
神様に凭れる喜びの心
が生まれる。
この喜びが生まれたら意識変革が為された証拠。
気が付けば、
いつの間にか「悪しき形」が払われている。
つまり「救けたまえ」が実現されたのです。
こうして一度、神様を知れば、
いつでも「悪しき形」を人間自身の主体で払うことが出来るのです!
まとめ
これが全体的な第一節の流れ。
でも、本当に「神様を知る」には
しっかりと神様から「神様の真実」を教えていただく必要があります。
その「神様を知る」詳細が
つとめの地歌「みかぐらうた」に込められています。
しっかりと意味を治め、
確実に「悪しき」を払いましょう!
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