「つとめ」とは何か?人間に明かされた創造原理

つとめつとめ

 

いさみ
いさみ

宗教って理解できない教えが多いけど、天理教の中で一番理解できないのは「おつとめ」よね。

いずむ
いずむ

天理教では「世界救けのつとめ」と言われているらしいけど、歌って、踊って世界が救かるなら誰も苦労しないし、そもそも原理的に全く理解不能だよね。

寿限無
寿限無

でも、これは天理教の人達が勝手に言っているのではなく、教祖(おやさま)から教えられたことを信じて実行しているのです。

いさみ
いさみ

でも結果的に、世界中は困った問題に溢れかえっているわね。今も新型コロナウィルスの猛威を止めるどころか、感染が広まる一方じゃない。

 

いずむ
いずむ

少し調べたら、おつとめの中に「欲があるなら止めてくれ、神の受け取り出きないから」って一節があるけど、救けを願うのも「欲」なんじゃないの?

寿限無
寿限無

なるほど。お二人の疑問はごもっともですね。それでは「つとめ」について少しだけお話しさせて頂きます。

いさみ
いさみ

本当に少し?アンタの話はいつも長いから信用できないわ。3分で終わらせなさい、3分で!

いずむ
いずむ

いさみさんは、いつも偉そうだよね。

「つとめ」とは何か?

そもそも「つとめ」って、どう意味なのでしょうか?

普通、わたし達が使う「つとめ」の意味とは以下の通りですね。

つとめ【勤め・務め】

  1. [務] つとめなければならないこと。任務。義務。責務。
    「法を守ることは国民の―だ」
  2. [勤] (雇われて、役所・会社などに通い)仕事をすること。その仕事。勤務。
    「―に出る」

ある程度の年齢になれば「つとめ」の意味は誰でも理解できると思います。

それなら、天理教の「つとめ」とは「天理教徒の義務や仕事」として行っているのでしょうか?
おつとめの「地歌」である『みかぐらうた』に以下の一節があります。

おやさま
おやさま

八ッ やまのなかでもあちこちと てんりわうのつとめする
(第五節 九下り目)

寿限無
寿限無

「山の中でもあちこちと 天理王のつとめする」

いずむ
いずむ

天理王のつとめ?
天理王って神様のこと?

寿限無
寿限無

そうですね。「天理王」とは、神様(元の神・月日と道具衆)の総称です。

つまり、「つとめ」とは元々、神様の仕事であり、義務なのです。
それでは、具体的な仕事内容とは一体なんでしょうか?
その答えは人間創造の元初め「元の理」にあります。

月様(くにとこたちのみこと)

泥海に月日2人だけでは退屈で何の楽しみも無い・・・そうだ人間を創り、陽気ぐらしするを見て共に楽しもう!

月様(くにとこたちのみこと)

日様(おもたりのみこと)

人間の陽気ぐらしを見て共に楽しむ!なんて素晴らしいアイデアかしら!早速人間創造につとめましょう!
日様(おもたりのみこと)

・・・と、このように元の神・月日親神様のアイデアから人間世界は創造されたのです。
つまり、宇宙、太陽、地球、環境、衣食住、体・・・全ては神様の創造物。
そして重要なのは、

人間の陽気ぐらしを実現させることは、神様のつとめ。
人間創造が、神様の仕事であり、義務なのです。

いずむ
いずむ

それじゃ、天理教の「おつとめ」は、神様の仕事を押しつけられている、もしくは手伝わされているの?

その答えも『みかぐらうた』の中で歌われています。

おやさま
おやさま

四ッ ようこそつとめについてきた これがたすけのもとだてや
(第五節 六下り目)

寿限無
寿限無

「ようこそ「つとめ」に付いて来た これが救けの方法である」

神が呈示した「救け」の選択肢

世界には病院や薬や、保険、弁護士、警察、軍隊・・・など、様々な「救けの方法」が存在しますが、この先、全ての問題は「つとめ」で救ける・・・と宣言されているのです。

実際、「つとめ」をして、病気や問題が治まる「不思議な体験」をされた方は、天理教の中に沢山いると思います。
私も子供が頭痛、熱、腹痛など様々な症状を患っている時に、側で「おつとめ」を運ばせて頂くと、直に穏やかに治まる「不思議な体験」を何度もしています。

いさみ
いさみ

本当かしら?たまたまじゃないの?

いずむ
いずむ

先ほども質問したように、救けを願うのは厳密言ったら「欲」ではないの?

寿限無
寿限無

他人や子供が苦しんでいる姿を見て「早く救けてあげたい」と願うことが欲でしょうか?

欲とは今の与えに満足できず、今以上を求めることです。

健康の守護を頂き、衣食住も十分に与えられ、家族に恵まれているのに、これらの与えに満足できないばかりか、他人と比べ不足し、他人の分まで横取りしたり、家族を疎ましく思い、不倫し、挙げ句の果てに家庭崩壊を招いたり・・・

「欲があるなら止めてくれ、神の受け取り出来んから」
このお歌は、世間一般に対する諭しではありません。
神様の言葉全般に言えることですが、神様の言葉とは、神様を信じる人に諭されているのです。

いさみ
いさみ

どういうこと?アタシは関係ないというワケ?

寿限無
寿限無

関係なくはないですが、神様を信じない人に諭せないでしょ?諭したところで聞く耳を持っていないのだから・・・。

神様が言われている「欲」とは、「無理な願い」。

「無理な願い」とは、言い換えれば「理の無い願い」。
神様は「救けの理」つまり「救けの方法」を教えたのに、神様の話をちゃんと聞き分けないで、「そんなごたくはいいから早く救けてください!」「悪しきを払ろうて救けたまえ天理王命!悪しきを払ろうて救けたまえ天理王命ーーー!」と拝み倒してでも、救けを願う姿勢を差して「欲」と言われているのです。

「無理な願い」とは理を曲げてでも「自分の願いを優先させる心」。
「理」が無ければ受け取れない・・・
神様は意地悪しているワケでは無く、定めた「理」を厳守しているだけなのです。

いさみ
いさみ

何よ、神様も融通が利かないわね。可愛い人間が苦しんでいるのだから、早く救けてあげればいいのに!

何を言っているのですか?
そんな事をしたら大変です!
神様が理を曲げてしまえば、それこそ「不条理の世界」、どろ海世界に逆戻りです。
神様の胸一つで人間の運命が変えられてしまうなら、人間は神様の思い通りに動く「操り人間」。
それでは人間創造の目的に反してしまいます。

神様は人間に「自由の心」を与え、自由に心を使い「陽気ぐらし」をして欲しいのです。

その為に「つとめ」を教えたのです。
「つとめ」とは神様の仕事であり、人間にとって強制でも義務でもありあません。
嫌ならつとめる必要はないし、何の罰則もありません。
現に「おつとめ」をしなくても、世界中の人々が罰もなく生活を営んでいますよね?

「つとめ」とは一つの方法なのです。
病院、薬、保険、弁護士、警察、軍隊・・・など「救けの方法」の一つとして神様が呈示した「世界救けの方法」なのです。

間違いの無いつとめ

いさみ
いさみ

でも、ちょっと待ってよ!
今、世界中で猛威を振るっている「新型コロナウィルス」は全然治まらないわよ?

いずむ
いずむ

人間の「おつとめ」が世界を救けられない証拠じゃないの?

そうですね。
そこが重要なポイントですよね。
その点に関しては下記『おふでさき』をご覧ください。

おやさま
おやさま

つとめさいちがハんよふになあたなら 天のあたえもちがう事なし
(おふでさき 第十号 34)

寿限無
寿限無

「つとめさえ違いが無ければ 天の与えも違う事はない」

ここで諭されているのは「間違いの無いつとめ」。
「つとめ」を神様の言う通りに間違い無く運べれば、「世界救け」は間違いなく与えられる・・・
と、いう意味であり、人間の願い通りに「救け」が与えられない原因は、つとめの運び方に間違いがあるのです。

いずむ
いずむ

つとめの運び方に間違い?
じゃあ、正解はどんな「つとめ」なの?

再び、『おふでさき』の一節をご覧下さい。

おやさま
おやさま

どのよふにむつかしくよふみへたとて よふきつとめてみなたすけるで
(おふでさき 第十二号 61)

寿限無
寿限無

「どんな難しく見える病気や諸問題であろうと 陽気づとめで全て救ける」と明かされています。

要するに「間違いの無いつとめ」とは・・

陽気づとめ

なのです。

いずむ
いずむ

陽気づとめ?
陽気なつとめってこと?

寿限無
寿限無

その通りです。
あっ、少し長くなりましたので「陽気づとめ」に関しては、また次回にしましょう!

いさみ
いさみ

ああ!とっくに3分過ぎてるわよ!麺が汁を吸ってふにゃふにゃじゃない!どうしてくれるのよ!

いずむ
いずむ

人の話でカップラーメンの時間を計るなよ!

 

 

コメント

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